ビジネスで有力な共通言語=数字

前回の更新から、ずいぶんと時間が経ってしまいました。
気づけば、春過ぎて、もう初夏の気配さえします。
うかうかしていると、また寒さに凍える毎日ですね。

アソシエイトの濱川です。

個人的な話から始めますと、私は数字が大の苦手です。
とにかく算数も数学も嫌いでした。
高校3年の数学の授業中に、隠れて本を読んでいて、
魔女と渾名される数学の先生にその本を取り上げられました。
こっぴどく怒られるかと思いましたが、その時に読んでいた
本が、「イスラム教入門」だったために、
魔女に何か通じるものがあったのか、怒られずに済みました。

とにかく、そんな数字が嫌いな私でも数字と無関係な仕事なんて
無い以上、数字に慣れていく必要があるでしょう。

そこでお薦めされて読んだ本が、
「ビジネスマンのための「数字力」養成講座」
著 小宮一慶

この本では、数字力を、
——————————————————–
STEP1 個別の数字を把握することにより、現状の客観的な把握ができ、
STEP2 個別の数字の関連性がわかり、
STEP3 これによって、具体化された目標からプロセスを逆算して
    目標達成のための具体案を立てられる若しくは目標を上方
    修正できることも可能となる。
———————————————————
としています。

物事を把握すると共に、目標達成を実現する「ツール」が数字力にはある、
という訳です。

また、これによって、他者と話す際に共有がスムーズに進むだけでなく、
説得力も産まれます。

東海道新幹線で、
「熱海-小田原間はトンネルが多い」
というのと、
「熱海-小田原間はトンネルが10ある」
というのでは、大きく印象が異なるでしょう。

でも、数字力って、自分なんかに身につくの?
と率直に思う方もいると思います。
数字が苦手な、根っからの数字嫌いの私も同様に思います。

この本では、「養成力講座」と銘打っている通り、その数字力の鍛え方が指南されています。
詳細な内容を全てここでご紹介することは難しいですが、この本ではミニドリルなんかも
設けられていて、実に実践的です。是非読んでみて下さい。

この本でいう、数字力が鍛えられる習慣ざっくり概観すると、以下のようになります。

——————————————————————–
1.主な数字を覚える
  数字の出発点はやはり数字です。会社の売上でも、日本国内の自動車販売数でも、
  何か数字を出す際には、必ず数字が必要です。主な数字を覚えないと、仮説を立てる
  土台がありません。

2.定点観測をする
  数字は常に変動しています。ですが、その変動の仕方には多くの場合、法則がある。
  例えば、ジュースの売上も、気温が30度をこえると○○%上がる、ということが分かっ   ていれば、仮説も立てやすくなります。
  その法則を掴むためには、定期的に、同じ基準で数字を観察することが重要です。

3.部分から全体を推測しながら数字を読む
  あらゆる数字を把握することは絶対できません。外付けHDみたいなものは人間にあ  りませんから。ですが、出発点と法則を知っていれば、部分から全体を仮説を立てて  推測が可能です。何かの数字に触れるとき、その上位にある数字を常に推測しながら  読むことによって、その推測はより精緻に洗練されていくことでしょう。

4.数字を関連づけながら読む
  個別の数字だけではなく、他の数字と関連づけて読むことによって、個々の数字は、  それ以上の意味と価値を持ちます。

5.常に数字で考える
  誰かに目標を共有するとき、それはメジャラブルなものでなくてはならないと筆者は  言っています。測定可能な目標として数字は非常に有効なのです。

—————————————————————
とはいえ、一朝一夕には鍛えられませんね。

皆さんも是非一読してみて下さい!

濱川