フェルミ推定と都合の悪い真実

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飯原です。

皆さんはフェルミ推定ってご存知ですか?
当社では採用面接の際に必ずといって良いほど、フェルミ推定のような課題を出させて頂いています。

例えば、有名な例では「シカゴにはピアノの調律師は何人いるか?」という、一見掴みどころの無い問題です。

この「そんなの分からないよ?!」という問題に、合理的な仮説を置きながら、筋道立てて、課題を分解して、より近しいであろう解にたどり着く論理的思考能力などを問う問題をフェルミ推定と呼んでいるようです。
(調律師がシカゴに何人いるかは、考えてから!フェルミ推定をご覧下さい。笑)

ところで、このフェルミ推定ですが、この名前の由来になったのがイタリア、ローマ出身でノーベル賞も受賞している物理学者で、統計力学、核物理学および量子力学の分野で顕著な業績を残したエンリコ・フェルミです。

彼は、

正確な計算ではなく、おおよその値を計算する「概算」の達人であったといわれ、原子爆弾の爆発の際、ティッシュペーパーを落とし、その動きから爆風を計算し、爆発のエネルギーを見積もったという逸話がある。

ほど、「フェルミ推定」の達人だったんですね。

ところで、彼がこんな言葉を遺しています。

(実験には)2つの結果がある。もし結果が仮説を確認したなら、君は何かを計測したことになる。もし結果が仮説に反していたら、君は何かを発見したことになる。

短い言葉ですが、軽く頭の中に稲妻が走るような鋭い言葉だなと思います。

ウェブマーケティングの現場でも、データを分析して、「たぶんこうだろう」という仮説を持った途端に、その仮説では説明がつかない別のデータに遭遇したり、行った施策が思惑通りに行かない(仮説通りに行かない)ことが多々あります。

そんな時、自戒を込めて社内メンバーには、
「都合の悪いデータを無視するな。都合の悪いデータにこそ新しい発見や仮説に繋がるヒントがある」
と話しています。(実際にはこんな格好良いいい方ではないかもしれませんが。。汗)

兎角、人間は都合の良い真実・データに極端に偏りがちです。
言い換えれば、自分に理解できる現実しか、人間は本当の意味では「見て」いないのかもしれません。

都合の悪い・理解できない真実に向き合うことでしか、見えていない・新しい真実を見る慧眼を養うことはできないのだと思います。

パスクリエイト株式会社
飯原 崇暁

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