地に足がついているか?定石を疑え

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「地に足がついていない」

「言葉が上滑っている(うわすべっている)」

「言葉が軽い」

これらの言葉は、私がコンサル会社で新人の時に毎日のように言われたことであり、現在社内でも、特に新人メンバーに投げかけられる言葉です。

話すのが上手で、なんとかその場の空気を作ってお茶を濁してその場を乗り切れる方もいますが、少なくとも一つ言えるのは、「乗り切れたと思っているのは本人だけ」(かもしれない)ということです。

日本人は、疑問に思ったことを徹底して指摘しない方が多いですが、その分「この人は、分かって話しているのか?」「この人は、どこかの受け売りをそのまま話しているのでは?」「自分で考えて言っている?」 というような根本的な不信感をそのままにされてしまうことがあり、これは非常に恐ろしいことです。

自分が知らないうちに、自分への信用・信頼が損なわれてしまっているのですから。

上司は指摘してくれるかもしれませんが、クライアントや社内メンバーに指摘してもらえることはかなりラッキーです。

ビジネスの世界やそれぞれの業界の中にも「定石」「定説」と言えるような暗黙のルール、風潮があったり、提案の場面で会社全体で決まり文句のように使われている、メッセージなどがあると思いますが、一度自分の目や手を使って、盤面に駒を並べて、その「定石」を追ってみる、手を動かして検証してみる、疑ってみることが必要ではないでしょうか?

その中で思いも寄らない発見があったり、同じ「定石」でも自分の頭の中でその全プロセスが完全理解・納得されて、自分なりの言葉で自分なりの説明が出来るようになります。

その結果、説明を受ける立場、言葉を聞く立場の人間も「ああ、この人分かって言っているな」とか「やけに熱意があるな、自信有るんだな」とか感じてもらえるようになるでしょうし、何より自分自身が自信を持って、正面から相手の目を見て話が出来るようになると思います。

人に話すこと(教えること)が、一番の習得になる、という趣旨の言葉がありますが、話す前の準備としての思考実験(頭の中で話をしてみる、説明してみる)と実際に話してみたときに「自分で言っていてなんか説得力無いな」、という違和感をしっかりと自分に矢印をむけて、その原因を探る。

そういったプロセスを日々自分に課している人は、「地に足がついている」という印象を相手に与えることができると思います。(もちろん、その印象を与えることが目的ではありませんが。)

上司の言葉であろうと、社内ドキュメントであろうと、新聞だろうと、ウェブだろうと、そういったフィルターを通すことを、「自分なりに咀嚼しなさい」とか「批判的視点で読みなさい」ということになるのだと思います。

(冒頭の写真は http://yowayowacamera.com/ から使用させて頂きました。)

パスクリエイト株式会社
飯原 崇暁

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