USTREAMの時代 その1

パスクリエイトの隈元です。
先日USTREAMの講演会に行ってきました。
私が講演会時に感じ、ここ数日で考えているUSTEREAMなどに代表される「ライブ配信メディア」について2回に分けて考えてみたいと思います。今回はUSTREAMの現状にフォーカスしてみましょう。

USTREAMはどれくらい使われているのか

動画投稿世界記録でギネス認定!世界中で1分間に70.49時間の動画が投稿
これだけではどれくらい凄いのか分かりにくいのですが、
Youtubeの2010年の実績(35時間/分)と比較して約2倍とのことです。
Youtubeの2倍というのはすごくインパクトがある数字ですね。
なお、ユーザー数(訪問者)は6500万人、登録ユーザー1050万人、
アプリDL数450万との事です。

USTREAMのライバルは

ニコニコ動画の現状
国内でのライバルになりますが、USTREAMの競合であるニコニコ動画の業績を見てみましょう。株式会社ドワンゴの第2四半期決算説明資料によると、第2四半期の売上高は23.57億円。ニコニコ動画は2010年の第2四半期から黒字化し、順調に成長しています。
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ライブ配信の市場規模

今後10年で1000倍以上の市場規模に
市場予測について、矢野経済研究所のリポートがあります。
矢野研究所では、2020年のビジネス向けライブ映像配信サービス市場に関する調査結果を発表しています。
2010年の市場規模が6.4億円(見込み)に対し2020年の予測では7442億円。10年で1000倍以上を予測しています。
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7442億円がどれくらいの規模なのかイメージがつきにくいので、既存メディアと比較してみました。
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総務省の情報通信白書による平成20年のコンテンツ市場規模の映像系コンテンツで7442億円とほぼ同等なのは衛星放送・CATVです。テキスト系コンテンツで近いものとしては書籍ソフトがあります。

みなさんはどのような印象を持たれましたか?

今まで見てきた数値は国内での市場規模なので、7442億円というのは概ね妥当な数値かなと思います。
あくまで予測ですが、私も10年後には少なくとも現在の衛星放送やCATV程度の市場規模にはなっているのではないかと思います。

震災以降のソーシャルメディア

日本では震災時にUSTREAMなどのされ、震災以降は認知度が向上しました。
twitterやUSTREAMなどのソーシャルメディアが活用され、価値が見直されました。
ユーザー数は明らかに増加しています。

USTREAMやニコニコ動画などのライブ配信サービスも活用されました。面白いのは時期によって配信されたコンテンツの傾向に変化があったことです。
まずTV放送の報道番組を同時配信がなされ、次にはフリージャーナリストによる会見や討論会の中継がされ、その後はアーティストや著名人によるチャリティに活用されました。

インターネットやソーシャルメディアなど、新しいメディアの情報発信は増加し、私達が扱う情報は加速度的に増えています。溢れる情報の中、ともすればネットのみで情報収集から編集、発信まで完結してしまい、一次情報について情報収集を怠ってしまいがちですが、PCや携帯の端末だけ追いかけているだけではいけないのかなと自戒を込めて思います。ソーシャルメディアはもとより、メディアの活用はどんどんリアル(時間的、場所的)に近づいて行っています。

言い換えれば「ある時」「ある場所」に人々が集まり「行う何か」に価値が出てきています。事件は現場で起こっているのです!
そして今のところ「現場」を共有するのは、あらゆるメディアの中でUSTREAMなどの「ライブ配信メディア」に軍配が上がっているのが現状でしょう。

次回に続きます。

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