<世界でもっとも入りたい5つの会社>書評

シニアコンサルタント 石川です。

最近読んだ書籍の書評を書きたいと思います。

著者プロフィール
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船井幸雄(ふないゆきお)
株式会社船井総合研究所 名誉会長

1933年生まれ。京都大学農学部卒業。
産業心理研究所、日本マネジメント協会を経て、
1970年日本マーケティングセンターを設立。
1985年3月、社名を株式会社船井総合研究所に変更後、
コンサルティング会社では世界初の株式上場を果たす。
1990年に代表取締役会長に就任し、現在も「経営指導の神様」として、
顧問先5000社、経営専門家200人を擁する同社のトップに立つ。

加藤鉱(かとうこう)
ジャーナリスト、ノンフィクション作家。
1953年愛知県豊橋市生まれ。立教大法学部卒。雑誌記者を経て、
92年、香港で日本語オピニオン紙『サイノエイジア・ファックスライン』を創刊。
歴史的な過渡期を迎える香港をレポートする一方、
独自の視点で企業および人物を追跡。
カバーするジャンルは国際経済からプロ野球まで幅広い。

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本書は、経営コンサルタント歴50余年の著者が、
今までのコンサルティング人生において、
「最高の企業と言っていいのは具体的にどこか?」
といった質問について、
真っ先に浮かんだ「5社」にフォーカスした内容となっております。

真っ先に浮かんだ「5社」とは、日本の中小企業ばかりとなっており、
まずはその「5社」をご紹介し、私が特に心に残った箇所をピックアップしたいと思います。

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1 オタフクソース  
 (全国的に知名度の高い調味料メーカー)
2 河野メリクロン
 (蘭ビジネスの頂に立つ求道の経営)
3 めいらくグループ
 (コーヒー用フレッシュクリームの定番「褐色の恋人」スジャータ)
4 ウチヤマグループ
 (高齢者介護施設を運営するホスピタティ企業)
5 シモジマ
  (世界で唯一無二のラッピング総合企業)
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オタフクソース

・お天道様に恥じない企業として、法令と企業倫理を遵守します。(39P)
・騙されても決して騙してはいけない。騙すほうがつらいのだから、騙してはいけない。(40P)
・オタフクソースでは、まず周りの人を幸せにすることを「たらい水哲学」とよんでいる(41P)
・日本で唯一「お好み焼き課」がある(68P)
・「子育てにやさしい企業」に認定されたり、事業所内に保育園を開設されたり、
 女性社員に手厚い環境が整えられている(72P)
 
めいらくグループ

・社長の日比さんは地元愛知県では「名古屋の松下幸之助」とも称されているのです。(129P)
・無臭にんにくのカプセル「めいらくアエホン」を無償で配っています。(155P)
・試算では年間20億円の出費ともいえる「めいらくアエホン」の無償配布や、(省略)
 大仰な社会貢献という言葉を使わず、「自社の宣伝とみなさんの健康管理のお手伝い」
 とさらりと言ってのける日比さんには本当に頭が下がります。(163P)

ウチヤマグループ

・サービスとホスピタリティは原理、原則、根本がまったく違います。
 サービスとは、誰に対しても同じことを提供することです。
(省略)ホスピタリティは1対1という考え方に立つからにほかなりません。(186P)
・一切「NO」と言わないのがホスピタリティの原則なのです。(186P)
・私の商いのやり方は米屋時代に身につきました。
 昔の米屋さんと言うのは、配達でお客さん宅に行って不在であれば、
 勝手口から自由に入って、米ビツのなかをチェックしていました。
 それで米が足りないようであれば、運んで来た米を足して、
 帰るのです。(省略)それくらいお客さんと米屋の間では、
 信頼関係が構築されていました。(190P)

等々・・・・。
とても参考になる箇所がとても多かったですね。

著者曰く「組織体はトップ1人で99.9%決まる」というのも、
「確かにそうだなあ」と思えるエピソードが満載となっております。

興味のある方はご覧下さい。